山梨大学医学部附属病院
卒後臨床研修プログラム
本プログラムの目的は、卒後臨床研修を通じて一次医療・二次医療・三次医療と多様化を続ける医療に対応できる人材の育成を行うことにある。具体的には、経験と教育手法を備えた指導医の下で、医師としての人格と見識を磨きます。さらに、将来の専門科にかかわらず、日常診療で頻繁に遭遇する common disease に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的総合診療能力(態度、技能、知識)を身につけることを目的としています。また新専門医制度における確実な専門医取得に向けた支援を行うことも目的としています。

自由度の高いプログラム
研修医のニーズにあった自由度の高い研修カリキュラムを提供するため、一般プログラム、たすき掛けプログラム、キャリアプログラム、基礎研究医プログラムを設置しています。研修のフィールドは広く学外に広げ、 県内外の中核病院から被災地基幹病院を含む大きなアライアンス(連携病院群)を形成し、その中で自由に研修できる体制を提供しています。これまでも、県内外に多くの連携施設を持ち、相互の交流を行ってきましたが、平成30年度からは教育重点病院を設置し、さらにたすき掛けプログラムでは1年次あるいは2年次いずれの年次でも自由に学外関連施設で研修するカリキュラムに改定し自由度を高めました。また大学院と初期臨床研修を並行して履修できる「基礎研究医プログラム」も提供しています。
新専門医制度に対応したプログラム
本学の教育グランドデザインでは2年目研修医期間はサブレジデントと位置づけ、平成30年度より始まった新専門医研修へスムーズに進むための準備期間としており、個々のニーズに合わせて11ヶ月間、 自由に研修先を回ることが可能となっています。さらに1年目から自由選択期間を利用できる形とし、興味ある診療科を1年目に回ることによって進路を安心して決められる環境を提供しています。


総合診療能力の獲得
本院では、通常のER研修に加え1・2次救急に参加し、研修医がfirst touchを行い 様々なcommon diseaseを多数経験する機会を提供しています。またこれらの診療に必要な基本的診療能力の研修として「プライマリタスク・トレーニングプログラム」を設置し、座学より技術研修を主体とした動静脈カテーテル留置、point of care US(POCUS)、プライマリエコーといった超音波初療手技、COVID-19などの感染症を想定した基本呼吸管理手技などのハンズオントレーニングを頻繁に行うことで 「全ての研修医が総合診療医としての能力を獲得」することを目指しています。。
地域医療と一般外来実習
地域医療研修は必修である一般外来研修とともに総合診療研修に必要な在宅診療、退院指導、多職種診療の経験を積むことができるよう、検診施設・2次医療圏中核病院・診療所・保健所など、多くの県内施設を連携病院としています。また今後起こり得る様々な災害を想定して、災害被災地での地域医療研修(南三陸町)も可能とし、例年多くの研修医が選択し貴重な経験を積んでいます。
